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2014年9月号

浜離宮恩賜庭園の
キバナコスモス
（中央区浜離宮庭園）

女性特有の子宮がんや子宮筋腫などは、細胞診断や内診、子宮卵巣（経腟）超音波検査を経て見つかることがほとんどです。検査内容がわかりにくい、はずかしさや婦人科医師の性別が気になってなかなか足を運びにくいといった婦人科検査や診察も、健診と同時に気軽に受けることができます。
フィオーレ健診クリニックの婦人科専門医師・内科医師・スタッフは、全員女性です。健診の機会に、レディースオプション検査を受けてみませんか？

健診とあわせて、こちらのオプション検査をおすすめします。

子宮頸がん	●子宮頸部細胞診［医師採取］…3,240円（税込） ●HPV（ヒトパピローマウイルス）検査…5,400円（税込）
子宮卵巣	●子宮卵巣（経腟）超音波検査…4,860円（税込） ●MRIレディース検査［子宮卵巣MRI］…32,400円（税込） 【業務提携】
乳がん	●乳房超音波検査…4,320円（税込） ●マンモグラフィ…5,400円（税込）
腫瘍マーカー	●CA125（卵巣がん）…3,240円（税込） ●CA15-3（乳がん）…2,700円（税込）
甲状腺	●甲状腺機能検査…7,020円（税込） ●甲状腺超音波検査…4,320円（税込）
骨粗しょう症	●骨密度（超音波）検査…1,620円（税込）

＊オプション検査の詳細は、ホームページをご参照ください。
〈http://www.k-fiore.jp/checkup/option/index.html〉

将来のことを考えれば、検診は受けておくべきです

女優■ 古村 比呂さん

1965年生まれ。北海道江別市出身。1985年、クラリオンガール準グランプリに選ばれる。その後、NHK連続テレビ小説「チョッちゃん」のヒロインを務め、一躍人気女優に。現在は舞台や映画、テレビなどで活躍中。著書に『がんを身籠って』。

何とはなしに受けた検診で、子宮頸がんが見つかる

　この病気が見つかったのは、本当に偶然でした。ちょうどアフリカでの長期ロケの仕事が入り、月経周期をずらそうと近所の産婦人科クリニックを受診したんです。薬だけもらって帰るつもりが、看護師の方に子宮頸がんの検診を勧められて。「そういえば、子どもを産んでから検診を受けていないな」と、軽い気持ちで受けたのですが、結果は「要再検」。それを聞いた瞬間はあまり現実味がなく、何かの間違いだと思いました。当時の私は人一倍元気だったし、なんの自覚症状もありませんでしたから。
　ただ、別の病院で精密検査を受けたとき、自分の子宮の写真を見て驚いてしまって。色が変わって、明らかに膿（う）んでいるのがわかったのです。
2012年2月に子宮頸部の一部を切除する手術を受けましたが、がんが予想以上に広がっていることがわかり、1か月後に子宮の全摘出手術を受けました。それまでお世話になった子宮に感謝しながら「さよなら」をしたのです。

病気に対する理解とともに、検診の意識が浸透してほしい

　子宮の全摘出が必要といわれたときは、これからどうしようかと悩みました。子宮を失うという現実を受け入れるのは、とてもつらかったです。
ただ、私の場合、幸いにも早期発見だったので、転移の可能性は少なく、それが心の支えになりました。現在は経過観察中ですが、抗がん剤の治療もなく済んでいます。
　女性にとって将来、子どもを授かるか、授からないかというのは大きな問題。だから、若いうちからこの病気に関心をもって、理解を深めていければいいですね。子宮頸がんは性体験のある人なら誰もがかかる可能性があるので、検診が一番大事という意識が浸透していってほしいと思います。
私も3人目の子どもを産むまでは大丈夫だったんですよ（笑）。でも、それから14年も経ってしまって……。この間、一度も検診を受けていなかったことを悔やみましたから。

後遺症とうまく付き合いながら、自分らしく「今」を生きたい

　医師からは、子宮と一緒にリンパ節もとったので、いろいろな後遺症がおきやすいといわれています。そのひとつに「リンパ浮腫（ふしゅ）」があるんですが、ときどき足に「ちょっと疲れていますよ」みたいな発疹（ほっしん）のサインが出るんです。そうしたら、すぐに足を休める（笑）。やっかいですが、うまく付き合っていくしかありません。
　あと、子宮の病気になる人は、けっこうストレスをためやすいのかも（笑）。私も病気になるまでは「何事も頑張らなくちゃ」と気を張ったり、我慢したりして、心や体に無理を重ねてきた気がします。これからは自分らしく、「今」を大切にしていきたいですね。
　女優として、今一番やってみたいのは喜劇です。最近の人って、笑い合うことが少ないと感じますし、笑うことで免疫力が上がるといわれていますから。今までの生き様が見えるような役を演じられたらと思っています。

※株式会社 法研『すこやか』2013年秋号より転載

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