社会保険新報 平成29年6月号

社会保険新報2017年6月号表紙

2017年6月号

富士山と東京スカイツリー®と都心ビル群(墨田区より)

『社会保険新報』創刊800号に寄せて 温故知新

『社会保険新報』創刊800号に寄せて 温故知新 『社会保険新報』編集委員長 真屋 尚生

『社会保険新報』が創刊800号の大きな節目を迎えました。『東京社会保険新報』として第1号が発行されたのは、日本が第二次世界大戦後の混乱から徐々に立ち直りつつあった1949(昭和24)年7月15日のことで、『社会保険新報』の軌跡は日本の社会保険・社会保障の歴史そのもの、といってもけっして過言ではありません。

手許にある不鮮明な写真版の第1号の1面には、磯村英一東京都民生局長(当時:後に東洋大学学長)ほかの挨拶と、社会保障制度審議会の設置を報じる記事が掲載されています。審議会の学識経験委員(大内兵衛、末高信、近藤文二、園乾治ほか)の方々から直接間接に多くの知的刺激を受けた日々が、夢のように懐かしく思い出されます。

名称が『東京社会保険新報』から『社会保険新報』に変わった1953(昭和28)年4月に新設された編集委員会の初代委員長の園乾治教授には、学生時代に社会保険の手ほどきを受けました。また、1985(昭和60)年から24年の長きにわたり編集委員長を務められた庭田範秋教授にも、学生時代から公私両面でご指導いただきました。

こうしたこともあり、本誌の編集委員長を引き受けて以来、私は、高度情報化時代の社会的ニーズに適確に応え、どなたにも理解していただきやすいかたちで、社会保険に関連する最新の情報を迅速かつ正確にお伝えすべく、試行錯誤を繰り返しながら『社会保険新報』の質的向上に努めています。

大変ありがたいことに、編集事務局には、読者の皆様からさまざまなご意見やご要望が寄せられます。これは、読者の皆様の社会保険に対する関心の高さの反映であり、本誌に対する期待の大きさでもあります。皆様からの建設的なご意見やご要望をお待ちしています。

前進を続ける『社会保険新報』を、今後ともご愛読ご活用いただければ幸いです。


一般財団法人 東京社会保険協会
〒160-8407 東京都新宿区新宿7-26-9

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