編集委員 河村 正義
このたび、『社会保険新報』の発行が800回を迎えることになりました。800回ということは、『社会保険新報』は毎月1回発行されますので、66年以上となります。
こんなに昔から刊行されていたこと、こんなに昔から社会保険についての広報活動がなされていたことに、とても驚きました。
私が『社会保険新報』の編集に携わるようになって、6年が経ちます。回数でいうと72回となります。現在は順調に編集委員会が運営されておりますが、昔のことはよくわかりません。それでも、ここまでくるのに紆余曲折があったことと思います。もしかしたら、廃刊の危機(?!)にさらされたこともあったのではないでしょうか。
物事を長く続けることは、簡単なことではありません。たとえ長く続けられたとしても、継続することに意味がなければなりません。編集委員会に携わった関係者の皆様が、試行錯誤を繰り返して、今があると思います。
創刊時の様子をどのくらいの方が知っていらっしゃるのでしょうか。その後、どのように継続してきたのか。また、現在の『社会保険新報』について、どのように感じていらっしゃるのか。ぜひ聞いてみたいものです。
今後は、900号、1000号と続いていくと思いますが、900号までには8年以上、1000号までには16年以上かかります。この編集委員会が継続し、私も現在の会社に勤務し、健康で気力があれば、1000号に立ち会うことができるかもしれません。その頃には、編集委員の顔ぶれも変わっていることでしょう。800号の頃はこうだったなどと、お話ができればいいですね。
何はともあれ、800号を無事に迎えられたことは、とてもすばらしいことであり、今後も『社会保険新報』と一緒に歩むことができれば幸いです。続けることの大切さ、難しさ、楽しさを感じながら、次の世代につなげていきたいものです。