社会保険新報 平成26年1月号

社会保険新報2014年1月号表紙

2014年1月号

宝来午

平成24年度の健診の予約・受診はお済みですか?

寒い季節になると、毎年流行を繰り返すインフルエンザ。空気が乾燥し、のどや鼻の粘膜の防御機能が低下する12月から3月が流行のピークです。本格的なインフルエンザのシーズンに備え、正しい知識と予防法を理解して、冬を元気に乗り切りましょう!


インフルエンザとかぜの違い

かぜは、 通常、 さまざまなウイルスによって引き起こされます。主な症状は、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、せき、37〜38℃程度の発熱などで、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。感染力が強く、突然発症し、38℃以上の急な高熱、頭痛、関節・筋肉の痛み、全身の倦怠感などの症状が現れ、その後、のどの痛み、せきなどが起こります。また、インフルエンザは合併症を引き起こしやすく、持病のある方や高齢者、乳幼児は重症化する恐れがあります。十分に注意しましょう。

鳥インフルエンザA(H7N9)海外では不用意に野鳥などに近づかないこと!
中国で報告された鳥インフルエンザA(H7N9)は、これまでのところ人から人への持続的な感染は報告されていません。いったん鎮静化したかのように見えますが、油断は禁物です。季節性のインフルエンザと同様、夏場は減少し、冬場に増加するという見方もあります。いずれにしても、海外では不用意に野鳥などに近づかないようにしましょう。

インフルエンザから身を守ろう

インフルエンザウイルスは、感染した人が触れた物、せきやくしゃみなどの飛沫から、私たちの体内に侵入します。感染を予防するために、次の点を心がけましょう。

予防の基本

流行前にワクチンを接種する
人ごみや繁華街への外出を控える
外出時にはマスクを着用する
うがい・手洗いをこまめにする
加湿器などで適度な湿度を保つ
せきエチケットを守る


せきエチケット

インフルエンザウイルスは、せきやくしゃみの飛沫に含まれ、周囲にまき散らされます。マスクを正しく装着し、せきやくしゃみの際には、顔をそむけてティッシュなどで口と鼻を押さえ、周囲の人からなるべく(できれば2m以上)離れるようにしましょう。


かかってしまったら 治療の注意点

インフルエンザの感染が疑われるときは、医療機関を受診し、生活をともにしている家族などなるべく他の人と接触しないようにしましょう。治療に用いられる抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザなど)は、ウイルスの増殖を抑え、体外に排出して重症化を防ぎますが、医師が必要と認める場合のみ処方されます。正しい飲み方や副作用の注意点をきちんと守って服用しましょう。熱が下がったあとも、2日程度は自宅療養が必要です。



財団法人 東京社会保険協会:東京都新宿区新宿 7-26-9 TEL 03-3204-8877(大代表)

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