社会保険新報 平成26年2月号

社会保険新報2014年2月号表紙

2014年2月号

京王百草園
(日野市百草)

コラム東西南北 社会保険実務雑感

編集委員 亀井 一司

昨年は、オリンピックが平成32(2020)年に東京で開催されることになり、富士山も世界遺産に登録されたりと明るいニュースがありました。一方、異常気象で、夏は全国的に猛暑に見舞われ、場所によっては人間の体温より高い42度が記録されたという、暑がり屋の私には毎日が地獄のように思えた日々でした。

また、大雨(ゲリラ豪雨)で、洪水や浸水による家屋の被害、土砂災害、竜巻に遭われたり、フィリピンのルソン島の台風被害等々、ただただ自然の力に人間は驚異のみを感じた年でした。

さて、今年は「甲午」。午年生まれの人は陽気で変化大好きの行動派、好奇心旺盛で一つの所にじっとしていたり、グズグズできない性分だそうです。午年生まれのように、陽気に明るいことが多い年になりますよう願いたいと、午(馬)にちなんだことわざを掲げてみました。

●生馬の目を抜く
物事をすばやくやること。油断できないたとえ(もたもたやっていては馬に蹴られてしまう)。

●馬の耳に念仏
いくら注意されても効果のないこと。馬耳東風。

●馬には乗ってみよ、人には添うてみよ
すべて物事は予想や空想では無理であって、実際に当たって体得すべきものである。

●馬の耳に風
人の意見や教えにまったく反応せず、聞き流している 様子。

●馬は馬方
馬の扱いは、馬方が一番うまい。何事も本職に委ねたほうがよい。

●馬も買わず鞍買う
事の前後が逆というたとえ。鞍は馬を買ってから大きさを合わせて買うべき。

●馬疲れて毛長し
人間は貧しい生活を続けていると智力まで鈍るもの。人貧智短。

●馬に乗るまで牛に乗れ
一番よい方法がとれないときは、二番目の方法でもやらないよりはましだ。

●馬持たずに馬貸すな
馬を持っていない人間に馬を貸しても扱い方を知らない。そのものを扱った経験のない者には貸すなということ。

●塞翁が馬
人生の禍福は不安定で、どんな拍子で福が災いに転じ、災いが福に変わるかもわからないことのたとえ(中国のたとえ話から)。

●天高く馬肥ゆる秋
秋は気候がよく、さわやかで食欲が出て、馬(もちろん世の方々、女性とは申しません)もよく太る。

●馬が合う
お互いに気持ちがぴったり合う。

●馬は馬づれ、牛は牛づれ
性格や考え方が似ている者同士は、自然に相集うものだということ。釣り合いのとれた夫婦の組み合わせのたとえにも(誠にうらやましい限りであります)。同類相求む、類は友を呼ぶ、似たもの夫婦等々。

私も「午年」にあやかって、全力疾走を年相応に…。


財団法人 東京社会保険協会:東京都新宿区新宿 7-26-9 TEL 03-3204-8877(大代表)

  • サイトマップ
  • サイトマップ
  • お問い合せ