社会保険新報 平成27年11月号

社会保険新報2015年11月号表紙

2015年11月号

御岳渓谷と多摩川
(青梅市御岳)

【フィオーレ健診クリニックからのお知らせ】胃がんや胃潰瘍の発症と関係が深いピロリ菌の検査を受けましょう

胃のもたれ、空腹時の胃の痛み、食欲不振…これらの症状をただの胃炎と思って放置していませんか?その痛み、もしかするとピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)が原因かもしれません。

ピロリ菌は、胃の粘膜の中で生きている細菌で、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんの発症に深くかかわっています。感染経路については諸説ありますが、大半は食べ物や飲み水を介する経口感染といわれています。日本の場合、上下水道の衛生環境が十分に整っていなかった時代に生まれ育った人の感染率が約80%と高く、10 〜20代では20%前後と著しく低くなります。

●ピロリ菌が原因で発症する胃の病気

ピロリ菌がいるだけならば、症状は出ません。胃潰瘍になると「胃が痛む」、胃炎が起こると「胃がもたれる」など、ピロリ菌が原因で何らかの病気を発症したときのみ症状が現れます。ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると、表層に胃炎を起こし、胃炎により粘膜がだんだん萎縮していきます。炎症が長い期間持続することで、胃がんが発症すると考えられています。

フィオーレ健診クリニックでは
採血によるピロリ菌感染のオプション検査
を実施しています。

ヘリコバクター・ピロリ抗体検査 1,080円(税込)

●ピロリ菌除菌外来も行っております。
以前は「ピロリ菌がいる」というだけでは、除菌治療は保険適用外でした。しかし、2013年2月に厚生労働省より、「ピロリ菌が陽性で上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で胃炎と診断された人は保険適応となる」旨の通達があり、除菌治療のハードルが下がりました。


胃がん主因は、ピロリ菌にあり!?

世界保健機構(WHO)の国際がん研究センター(IARC)は、2014年9月に「胃がんの80%はピロリ菌が原因で、除菌によって胃がんの発症を30 〜 40%減らすことができる」との報告をまとめました。また、国立がん研究センターでも、「ピロリ菌と慢性胃炎の両方ともない人は胃がんに極めてなりにくい」とする大規模調査結果を発表しています。胃がんの発症には、塩分の高い食品や喫煙なども大きくかかわります。ピロリ菌感染等のリスクが低くても、生活習慣には気をつけましょう。


次号(12月号)は、「27年度の健診の予約・受診はお済みですか?」
についてご案内する予定です。


フィオーレ健診クリニック
大江戸線・副都心線「東新宿」駅 A2出口より徒歩1分

予約専用ダイヤル
TEL 03-5287-6211

お問い合わせ
TEL 03-5287-6217

電話受付時間
月曜日〜金曜日 9:00〜17:00
土曜日健診実施日 9:00〜12:00

健康診断およびオプション検査等の詳細は、
ホームページ(http://www.k-fiore.jp/)をご覧ください。


一般財団法人 東京社会保険協会
〒160-8407 東京都新宿区新宿7-26-9

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