社会保険新報 平成27年9月号

社会保険新報2016年1月号表紙

2016年1月号

紅白の夫婦猿
(干支クラフト)

【コラム東西南北】話は本当だった

編集委員 加藤 孝一

イラスト:東西南北

新年おめでとうございます。
私も今年で70回目の正月を迎えることができました。70回も正月を迎えると、いろいろとおもしろいことにも遭遇します。

昨年10月のある日曜日、私は、久しぶりに友人たちとのゴルフを楽しむために、東北自動車道の久喜インターから少し行ったところにあるゴルフ場に向かいました。朝7時過ぎにゴルフ場に到着し、申し込みをすると、すでにS氏も到着のようでした。

サービスのコーヒーをいただくなどしているうちに、メンバー全員が揃いました。が、一番に到着しているはずのS氏の姿が見えません。食堂にもいないし、駐車場にも本人の車がありません。携帯電話に連絡してみると、「今、岩槻に向かっている。30分くらい遅れる。運転中なので後で!!」。

どうしたのだろうと思いつつ、とにかくスタートを30分遅らせてもらいました。何があったのだろうと、皆でワイワイ、ガヤガヤ。そうこうしているうちに、S氏が戻ってきました。

話によると、「今朝、ゴルフ場に着いて、申し込みをしたら、財布がないことに気がついた」とのこと。どうも、途中のサービスエリアでお手洗いに入ったとき、財布を横の小物置きに置き忘れたらしいのです。困っているところに、携帯電話へサービスエリアから財布が届いているとの連絡があったそうで、拾った人が財布の中にあった連絡先に電話をしてくれたようでした。

いや~、本当にあるんだ!!

『社会保険新報』平成14年1月号でも同じような話題で書かせていただいたことがあります。それは、私の父がやはり財布を落として、それを拾った人がお金を使ってしまったが、どうしても気になってしまうと、1か月後くらいに連絡があり、戻ってきたことがありました。いや〜、日本の安心・安全は世界でも有名なようですが、すべてがすべてではないにしても、やはり心が洗われます。

ちなみにこのゴルフ仲間は、2000年に東京社会保険協会主催の研修会に参加した仲間たちで、「ユーロ2000」というグループ名で、その後もいろいろと交流をしています。

本年が、日本にとっても、皆様にとっても、よい年になりますように!!


一般財団法人 東京社会保険協会
〒160-8407 東京都新宿区新宿7-26-9

  • サイトマップ
  • サイトマップ
  • お問い合せ