一般財団法人 東京社会保険協会会長 猿渡 智
日本年金機構 南関東ブロック本部長 町田 好正
全国健康保険協会 東京支部支部長 矢内 邦夫
『社会保険新報』編集委員長 真屋 尚生(日本大学名誉教授・商学博士)
協会けんぽでは、加入者の皆様にご自身の治療等にかかった医療費について確認していただき、健康保険事業の健全な運営を図るために、平成28年2月に「医療費のお知らせ」を事業主の皆様宛に送付します。事業主の皆様にはお手数をおかけしますが、「医療費のお知らせ」を開封しないで加入者の皆様へお配りください。
今回のお知らせは、平成26年10月から平成27年9月の間に医療機関等で受診された分となります。
協会けんぽの保険証は、加入者が資格を取得したときに、一人ひとりに発行されるカードです。保険証は、病気やけがで医療機関等を受診した際に窓口で提示すると、健康保険を使って治療が受けられる大事なものです。正しく大切に使用しましょう。
平成27年10月から、マイナンバー(個人番号)の通知が始まり、住民票を取得する際に、希望すれば住民票にマイナンバーが記載されるようになりました。
日本年金機構では、平成28年1月から、マイナンバーの利用を予定していましたが、平成27年9月に、マイナンバー法「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律」(平成27年法律第65号)により、当分の間、マイナンバーが記載された書類(住民票等)を受け付けることができなくなっています。
被用者年金制度の一元化により、平成27年12月以降に日本年金機構が送付する「ねんきん定期便」から、共済組合制度の加入記録も表示されることとなりました。
「ねんきんネット」のユーザIDは、現在400万件を突破しています。「ねんきんネット」を利用すると、これまでの年金記録の確認やこれからの年金見込額を試算できます。すでにご利用の方は、ご家族やお知り合いの皆様にも利用をおすすめください。
協会けんぽ(全国健康保険協会)の被保険者に被扶養者がいる場合や被扶養者の追加があった場合は、被保険者が事業主を経由して「被扶養者(異動)届」を提出してください。その際の添付書類の留意事項について、ご説明します。
原因となるアレルゲンを知ることは治療の第一歩
せき、鼻水、くしゃみ…、あなたが悩まされているその症状は、実はアレルギーなのかもしれません。アレルギーとは、『普通の人にとっては何でもないものが、ある人にとっては不快な症状を起こすこと』をいいます。この原因になるものが抗原(アレルゲン)で、ダニ、ハウスダスト(HD)、花粉、食物、カビ等、いろいろな物質があります。これら抗原が、アレルギー反応の引き金になるのです。フィオーレ健診クリニックでは、採血によるアレルギーのオプション検査を実施しています。
日本人の4人に1人が罹患しているといわれ、スギやヒノキ科の花粉の飛散量の増加により、ますます多くの人を悩ませる花粉症。早めの対策でつらい花粉のシーズンを乗り切りましょう。
一般財団法人 東京社会保険協会は、昭和21(1946)年3月、東京都内における健康保険および厚生年金保険の適用を受けている事業主の皆様を会員として設立された、社会保険制度の普及・発展に寄与し、被保険者および被扶養者の皆様の福利厚生を図ることを目的とした法人です。
編集委員 加藤 孝一