病気になったとき、病状や治療方法などとともに心配なのが、医療費です。受診の仕方によって、医療費の負担を減らすことができます。明日からでも役立つ6つのポイントをご紹介します。
1. かかりつけ医・かかりつけ薬局をもちましょう
■ 必要な治療や薬を把握しやすく、無駄な治療や薬を減らすことができます。
■ 紹介状を書いてもらうことで、大病院などにかかるときの加算料金が発生しません。
選ぶポイントは?
● 近所にあって通いやすい。
● 安心して相談ができ、病歴や体質を把握していてくれる。
● 必要に応じて、大病院などに紹介状を書いてくれる。 など
2. 受診する時間に注意しましょう
診療時間外や夜間、休日に医療機関を受診すると、割増料金がかかります。緊急時を除いては、診療時間内に受診しましょう。
*急病などの方を優先しましょう。
例 3割負担で医療機関を受診した場合の初診料
診療時間内の初診料 | 846円 |
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診療時間外の初診料 | 1,101円 |
休日受診の初診料 | 1,596円 |
深夜受診の初診料 | 2,286円 |
3. はしご受診(重複受診)はやめましょう
治療中に「新しくできた病院のほうがよさそうだから」などのあいまいな理由で、医療機関を変えることをはしご受診(重複受診)といいます。複数の医療機関を受診すると、そのたびに初診料などの診療代が重複してかかります。また、検査や治療、薬の処方などが重複すると、医療費だけでなく、体にも負担がかかります。
■ あいまいな理由で、医療機関を変えないようにしましょう。
■ 転院する場合には、通院している医療機関に紹介状を書いてもらいましょう。
4. 夜間や休日などに子どもの病気で迷ったら救急相談を利用しましょう
■ 小児救急電話相談 「#8000」をプッシュ!
小児科医や看護師などの専門家に電話で相談できます。受付時間は、都道府県によって異なります。詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。
■ こどもの救急 http://www.kodomo-qq.jp/
医療機関を受診すべきかどうかの判断の目安を確認できます(管理運営:社団法人日本小児科学会)。
5. ジェネリック医薬品を使用しましょう
詳細は、『ジェネリック医薬品に切り替えましょう』をご覧ください。
6. 「限度額適用認定証」を利用しましょう
詳細は、『「限度額適用認定証」の手続き方法は?』をご覧ください。
●協会けんぽ以外の健康保険に加入されている方は、それぞれの健康保険組合等にお問い合わせください。
このページの記事の内容に関するお問い合わせは、
協会けんぽ東京支部
(TEL 03-6853-6111→音声ガイダンス「1」)まで