協会けんぽの健康保険料率については、昨年、健康保険法等が改正されたことを踏まえ、準備金を取り崩すことにより、平成26年度も引き続き、平成25年度の保険料率、東京支部については9.97%(全国平均10%)に据え置くことができました。
しかしながら、介護保険については、介護給付費が年々増加しているため、協会けんぽの負担額(介護納付金)も増加し、介護保険料を据え置いた場合、収入が700億円程度不足することが見込まれるため、平成26年3月分(4月納付分)より、介護保険料率は引き上げとなります。
協会けんぽでは、加入者の皆様の健康の保持・増進のため、加入者ご本人(被保険者)を対象にした生活習慣病予防健診と、加入者ご家族(被扶養者)を対象にした特定健康診査を行っています。
次世代育成支援として、産前産後休業を取得した方は、平成26年4月から、育児休業と同様に保険料免除(健康保険料・厚生年金保険料)が受けられます。
従業員を採用したときや、従業員が退職(死亡)したときは、被保険者資格取得届または被保険者資格喪失届の提出が必要です。3月・4月は、人事異動や採用の増える時期です。事業主の方は、提出漏れがないようお願いします。
国民年金保険料の免除等について、平成26年4月から、さかのぼって申請できる期間が長くなります。
フィオーレ健診クリニックでは、平成26年度(平成26年4月2日〜平成27年3月31日)の各種健康診断のご予約を受け付けています。お早めに、当健診クリニック予約専用ダイヤルまで電話でご予約ください。また、健康保険組合ごとに予約方法・受診期間等が異なります。加入先の健康保険組合のホームページや案内冊子などでご確認のうえ、お申し込みください。
東京社会保険協会では、会員事業所の皆様に各種特典を提供しています。平成26年度の事業予定と平成25年度(10月以降)に開催した事業状況をお知らせします。
本会は、社会保険事務講習会、年金シニアライフセミナー、契約宿泊施設の割引、レジャー施設の割引、健康診断などの事業を通じ、社会保険制度の周知と皆様の健康づくりのお手伝いをさせていただいています。これらの事業については、年1回お願いしている協会費を唯一の財源として実施しています。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
編集委員 宗形 陽子